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今、人気のある携帯キャリアってどこ?
2007年 07月 07日 |
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最近、いろいろと変動の中にある携帯事業ですが、どんな状況になっているのでしょう。
ちょっと、面白い語呂合わせを聞いたもんですから、今日はこの話題です。

その語呂合わせとは・・・

DoCoMo 2.0・・・・DoCoMo ニイテンゼロ・・・・DoCoMoにいてんゼロ・・・DoCoMoに移転ゼロ・・・・

これまで、他の3キャリア(au、ツーカー、SoftBank)を大きく引き離してきた、NTT DoCoMoですが、↑のような語呂合わせが出るほどに、DoCoMoへの契約者数って減っているのでしょうか?
そうだとすると、2006年10月にMNP(電話番号ポータビリティーサービス)が導入されたことと、その1ヶ月前(2006年9月)にVodafoneがSoftBankに変わったことが大きな原因だったのではなかろうか?と思い、過去からの携帯電話の契約者数の推移を調べてみました。


さて、まずは、各キャリアの携帯電話の契約者数の推移です。
(注:DoCoMoとauは、通信モジュールも契約数に入っています。)
今、人気のある携帯キャリアってどこ?_d0120345_16441.jpg
(出典:社団法人電気通信事業協会)

さて、携帯事業のけん引役として活躍して来たNTT DoCoMoですが、2006年6月あるいは9月頃からその伸びがかなり鈍化しています。
とはいっても、現在でも、他社に対して大きく水を空けていることは確かな状況です。


auは、携帯電話の原点ともいえる通話品質をcdmaONE方式とすることで向上させ、さらに、端末のデザインを重視する戦略が功を奏して着実に契約者数を伸ばしてきました。

現SoftBankは、東海デジタルホン~J-phon時代はカメラ付き携帯の登場などもあって、auとの熾烈な戦いをしてきましたが、不遇のVodafone時代は契約者数の伸びがほとんどない時代が続きました。
しかし、このグラフでは分かりにくいですが、2007年1月以降若干の増加傾向となっています。


これをもう少し、端的に表したものが↓の前月からの純増数のグラフです。
↓クリックして大きい画像で見てください。
今、人気のある携帯キャリアってどこ?_d0120345_19263.jpg
(出典:社団法人電気通信事業協会)

定期的に心電図のように高い増加数になっている部分は、全て、各年の3月で、これは就職や進学の機に携帯電話を購入するため一時的に契約数が跳ね上がるのだと思います。
その他では、7月、9月、12月に弱いピークを迎えるのが携帯電話事業の特徴となっているようです。
新機種の登場などとの関連でしょうか?


さて、余分な推測はおいといて、各社の純増数の推移ですが、

DoCoMoは、実はかなり前から契約者の増加数が減っていたのが分かります。
特に2000年9月~2002年5月頃までの伸びの鈍化が激しい状況になっています。
そして、2002年6月~2006年9月頃までの約4年間は、ほぼ横ばいの状態となり、その後さらに、急激にDoCoMoへの契約者の増加が減り、限りなく0に近づいています。


auも、2002年6月~2006年9月頃までの約4年間は安定した契約数の増加を確保しており、DoCoMoとのしのぎを削る状態にありました。
そして、DoCoMoとは真逆に、2006年9月以降はNMP制度に対して徹底したCM戦略(ちょっと、やりすぎの感もありましたが)とった効果?で、大きな契約数の増加を成し遂げました。


そして、SoftBankは、カラー液晶、カメラ付き携帯とユニークな付加価値の追加によって2003年4月頃までは、DoCoMo、auと肩を並べる三つ巴の戦いとなっていたのですが、2003年8月のVodafoneへの身売りによって危機感が浸透、それと、東海圏以外での通話品質(音声ではなく、つながる度合)の不安定さが仇となって、不遇の時代をおくります。
ところが、ここへ現れたのが2度目の身売り先のSoftBank。
私にとっては、SoftBankが身売り先というだけでも「予想外」だったのですが、まさに、「予想外」の価格破壊(のように見える)戦略と、シャープとサムソンを軸にしたデザイン性の高い端末の提供、ワンセグ対応機のラインナップで2006年11月以降契約者数の増加(J-Phon時代の全盛期と同等)を達成することとなりました。


ツーカーは、・・・・・ま、いいでしょう。

ここで、最初に戻って
「DoCoMoに移転ゼロ(2.0)」なわけですが、なかなか、うまいこと言うなぁ!と感心したわけであります。

結局、業界トップの傲慢から無策のDoCoMoが業績アップを望めない状況に追い込まれているという図式になっており、ここに来て、大胆な家族割引キャンペーンを展開し、必死の形相をあらわにしてしまったという顛末なのかな?と私なりの推測をした次第であります。
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